最近よくウェブ広告などで目にするFX、どういうものかご存じですか?何か金融商品の一種だということは分かるけど、それ以上は知らないという方も多いのではないでしょうか。FXとは、「外国証拠金取引」の略称で、為替取引の一種と思えばよいです。異なる通貨のペアについて取引し、通貨間での相対価格差から利益を出す取引のことです。といってもよくわからないという方も多いとは思いますので、具体的な例を挙げて説明します。
FXの通貨ペアとしては、日本円が絡むものとしては、アメリカドル・円、欧州ユーロ・円、英国ポンド・円、オーストラリアドル・円などがよく知られます。米ドル・円のペアで説明してみましょう。1米ドル=100円のレートのときにドルを10000ドル購入(ドル円を買う)したとします。その状態から、米ドルの価値が上がって、1米ドル=105円のレートになったとします。
これは、米ドルの価値が上がり、相対的に日本円の価値が下がっていますので、米ドル高・円安の動きとなります。つまり、1ドルあたり、日本円にして5円分価値が上がったということになり、日本円換算では、5円×10000ドル=50000円の利益となります。逆に、米ドルの価値が下がって、1米ドル=95円のレートになったとします。これは、米ドルの価値があがり、逆に日本円の価値が下がることになりますから、米ドル安・円高の動きとなります。
つまり、1ドルあたり、日本円にして5円分価値が下がることになり、先ほどとは逆に、日本円換算では50000円の損失となりますね。